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レンタルに対応しているX線検査装置メーカー

目次
Index

製品の品質保証に欠かすことができないX線検査装置の導入、リプレースを検討しているが、導入コスト、運用コストなどの費用を抑えて導入できないかと考えている企業は少なくありません。そんな企業のニーズに応え、X線検査装置の取り扱いメーカーでは、有償のレンタル貸し出しサービスを提供しています。

ここではX線検査装置のレンタルサービスを提供しているX線検査装置メーカーを厳選して紹介しています。

アイビット

アイビットの特徴

アイビット公式HPのキャプチャ
画像引用元:アイビット公式HP
https://www.i-bit.co.jp/

アイビットは、神奈川県川崎市を拠点に、実装基板のハンダ付け部のX線を用いて自動検査するインラインタイプ検査装置などのX線検査装置や非破壊検査機器の新規開発を行うメーカーです。同社は、国内だけでなくドイツやハンガリー、中国、台湾、シンガポール、タイ、アメリカなど世界各国で製品の販売と保守サービスを展開しています。

また同社では、1週間単位でコンパクトマイクロフォーカスX線観察装置をレンタルできる貸し出しサービスを提供しています。

アイビットでレンタルできるX線検査装置

FX-300

3D-X線ステレオ方式 X線観察装置 FX-300
画像引用元:アイビット公式HP
https://www.i-bit.co.jp/outlet-rentals/
レンタル料金(1か月) 1,000,000円(税別)
  • X線管種類:マイクロフォーカス、密閉型
  • X線幾何学倍率:8~40倍
  • システム倍率:160倍
  • 装置寸法:1000(w)×880(d)×1350(h)mm
参照元:アイビット公式HP(http://i-bit.co.jp/news_topics/rental.html)

アイビット公式HPで
レンタルできるX線検査装置を見る

島津製作所

島津製作所の特徴

島津製作所の公式HP
画像引用元:島津製作所公式HP
https://www.an.shimadzu.co.jp/

島津製作所は、創業から150年にわたり「科学技術で社会に貢献する」を社是とし、計測機器、医療機器、産業機器、航空機器の4つの分野で事業を展開しています。同社のX線装置は、電子部品、実装基板を対象物とした装置から、樹脂製品や機械、衣料品、生体分析分野など幅広い業界でさまざまな用途で活用されています。

また同社では、運用コストを抑えたい、いつ壊れるか不安、高額なX線発生装置はすぐに導入できないなどのユーザーの不安を解決するため、「NDI-X線従量課金サービス(Xslicer SMX-1010/1020用)」を提供しています。

島津製作所でレンタルできるX線検査装置

SMX-1000PLUS

画像引用元:オリックス・レンテック公式HP
https://catalog.orixrentec.jp/measuring_instrument_rental/detail.html?id=80161800
レンタル料金(1か月) 1,265,000円(税別)
  • X線管種類:マイクロフォーカス
  • 表示倍率:約8~161倍
  • 装置寸法:995(W)×990(D)×1285(H)mm

EDX-720

レンタル料金(1か月) 1,127,000円(税別)
  • エネルギー分散型蛍光X線分析
  • 試料形状最大300mmφ×150mmH Op.EDX-NTWS

島津製作所公式HPで
レンタルできるX線検査装置を見る

松定プレシジョン

松定プレシジョンの特徴

松定プレシジョンの公式HP
画像引用元:松定プレシジョン公式HP
https://www.matsusada.co.jp/

松定プレシジョンは、独自の高電圧技術をもとにマイクロフォーカスX線管を開発し、X線非破壊検査装置の提供を行っています。

同社のX線非破壊検査装置は、卓上型X線透過検査装置(縦照射型)、大型電動ステージを備え、見たいところを簡単に観察でき、独自のマイクロフォーカスX線技術により高精細な画像を実現したX線透過検査装置(縦照射型)、微小な構造も3次元で立体的に確認できるX線CT対応検査装置(横型照射)など、低価格製品からハイエンド製品まで、幅広いラインナップを用意しユーザーのニーズに応えています。

また同社では、有償レンタル(リース)貸し出しサービスを提供しています。

松定プレシジョンでレンタルできるX線検査装置

公式HPに情報がありませんでした。詳しくはお問い合わせください。

参照元:松定プレシジョン公式HP(https://www.matsusada.co.jp/support/evaluation.html)

松定プレシジョン公式HPで
X線検査装置を見る

レンタルを選ぶ判断基準

X線検査装置は高額になりやすく、購入後の運用負担も含めて検討が必要です。レンタルは「必要な期間だけ使う」選択肢として、導入可否の見極めや繁忙期対応、設備投資の回避に向いています。

短期評価(PoC)で導入可否を見極めたい

量産前の立ち上げや試作評価など、「まずは一定期間だけ使って効果を確認したい」場合はレンタルが適しています。短期で実機を回しながら、検出したい不良の見え方、検査タクト、現場オペレーションとの相性を確認できます。

  • 評価したい対象(基板、電子部品、樹脂、金属など)と不良モード(ボイド、クラック、未濡れ、異物など)を先に整理する
  • 必要な解像度(倍率・焦点サイズなど)と視野、検査時間の許容範囲を決める
  • 評価期間内に「合否判断できる基準(NGの定義・判定手順)」まで作る
  • レンタル期間は、試作〜評価〜改善までのリードタイムを含めて設定する

繁忙期・増産・突発案件で検査能力を一時的に増強したい

生産の波動や急な増産、突発的なプロジェクトなど、一定期間だけ検査能力を上げたいときはレンタルが有効です。手持ち機器の故障や校正中、購入機器の納期遅延などの「一時的な穴埋め」にも使えます。

  • 繁忙期の期間(いつからいつまで)と、必要な検査キャパ(台数・シフト・タクト)を算出する
  • 代替用途の場合は、現行機との互換(治具、検査レシピ、判定基準、データ形式)を確認する
  • 終了時にスムーズに返却できるよう、段ボール・梱包材の保管場所や返送手順も事前に決める

設備投資を回避し、費用を平準化したい

まとまった購入費を抑えたい、資金の流動性を確保したい、新しい機器への追従や陳腐化リスクを下げたいといった場合もレンタルが検討対象になります。必要期間だけ利用することで、固定費化を避けつつ運用コストを平準化しやすくなります。

  • 購入の場合の総費用(本体、設置、保守、校正、更新、廃棄)と、レンタル総額を同じ期間で比較する
  • 技術進化が早い領域では、更新サイクルと「次に必要な性能」を先に想定する
  • 契約期間中の故障対応(修理・代替機対応)と、適用外条件を必ず確認する

判断を早めるための簡易フロー

  1. 目的を明確化(短期評価/繁忙期対応/設備投資回避)
  2. 必要要件を決定(対象物、検出したい不良、タクト、設置条件)
  3. 期間と運用体制を決定(誰が操作し、誰が判定し、誰が保守窓口か)
  4. 契約条件を確認(料金体系、延長・中途解約、故障時対応、保険・責任範囲)
  5. 搬入〜教育〜受入検査(立ち上げ完了基準を決めてから運用開始)

契約・搬入・教育のチェックリスト

契約前(要件・契約条件の確認)

  • 利用目的(短期評価/繁忙期対応/代替機/更新つなぎ)と利用期間(開始日・終了日・延長見込み)
  • 対象物と不良モード、必要な解像度・倍率、検査タクト、画像保存要件(形式・容量・保管期間)
  • 必要オプション(治具、ステージ、CT機能、解析ソフト、外部モニタ、搬送台など)
  • 料金体系(レンタル単位、日割り可否、延長料金、中途解約条件)
  • 保守・故障時対応(修理か代替機か、適用条件、適用外条件、連絡窓口、対応時間帯)
  • 損害・保険(輸送中/設置中/運用中の破損、消耗品、ユーザー過失の取り扱い)
  • 受入検査の範囲(動作確認、画質確認、標準サンプルでの合否、立ち上げ完了の定義)

契約後〜搬入前(現場準備)

  • 設置場所の確定(設置面積、通路幅、搬入口、床耐荷重、振動・粉じん・温湿度条件)
  • 電源・接地・ネットワークの準備(電源容量、アース、LAN、データ保存先、アクセス権限)
  • 搬入計画(日時、搬入ルート、段差・エレベーター、台車・養生、立会い担当)
  • 運用体制(オペレーター、判定者、責任者、トラブル一次対応者)
  • 法令・安全確認(設置・移転・変更・廃止の届出要否、管理区域や作業主任者の要否などを事前に確認)
  • 教育計画(教育対象者、教育時間、合格基準、初期1〜2週間のフォロー方法)

搬入当日(受入・立ち上げ)

  • 梱包状態・外観確認(破損、凹み、付属品不足)
  • 機器情報の確認(型式、製造番号、付属ソフト、ライセンス、マニュアル類)
  • 設置完了後の安全確認(インターロック、警告表示、非常停止、扉開閉、漏えい対策の確認)
  • 初期動作確認(起動、ウォームアップ、基本撮影、ステージ動作、画像保存)
  • 受入検査(標準サンプルで画質・倍率・判定再現性を確認し、合格ラインを記録する)

教育・運用開始(初期1〜2週間)

教育項目

  • 安全(立入制限、インターロック、非常停止、運用ルール、日常点検)
  • 操作(起動・終了、撮影条件設定、倍率・露光・フィルタ、ステージ操作、画像保存)
  • 判定(NG基準、見え方のばらつき、判定の注意点、記録方法)
  • トラブル対応(代表的なエラー、連絡手順、代替手段、作業停止基準)

運用ルール

  • 検査の受付方法(依頼票、優先度、納期)と記録(レシピ管理、変更履歴、判定ログ)
  • データ管理(保存先、バックアップ、アクセス権、返却時のデータ取り扱い)
  • 日常点検(起動前確認、清掃、異音・異臭、警告灯、インターロック)
  • 週次レビュー(検査タクト、NG発生傾向、再撮影率、判定一致率、改善点)

延長・返却の手順

  • 延長判断の期限(契約満了の何日前に判断するか)を決め、社内稟議のリードタイムを確保する
  • 返却前に実施すること(データ移管・削除方針、アクセサリ返却確認、梱包材の準備、清掃)
  • 輸送時の注意(搬出ルート、養生、立会い、破損時の連絡手順)

※X線装置に関する届出や管理区域の要否、作業主任者の選任、教育・健康診断等の要件は、装置の種類・遮蔽構造・設置形態・使用方法により変わるため、所轄の労働基準監督署やメーカー/レンタル会社と事前に確認してください。

まずは
カタログ請求
X線の基板検査装置
おすすめ3選

当サイトでは、基板をはじめとした電子部品向けのX線検査装置を調査。発注先から求められる品質や開発する製品に応じて、おすすめの検査装置をご紹介します。検査装置導入に伴う、カタログ請求や見積依頼の候補にしてみてはいかがでしょうか。

三次元実装
検査するなら

アイビット

X線ステレオ方式により裏面キャンセル搭載で鮮明な撮影を実現
BGAのクラック事例
アイビットBGA
引用元:アイビット公式 http://i-bit.co.jp/case_studies/01.html
用途例
  • 実装基板のBGA等のはんだ部検査
  • LEDのフリップチップ実装のはんだ部検査
一度で効率的
検査するなら

島津製作所

高解像度300万画素フラットパネル検出器で広い視野サイズを実現
BGA計測
島津製作所BGA
引用元:島津製作所公式 https://www.an.shimadzu.co.jp/products/non-destructive-testing/microfocus-x-ray-inspection-system/xslicer-smx-10101020/features.html
用途例
  • BGA・実装部品の欠陥や不良個所の検査
  • プラスチック部品の異物混入検査
卓上型
検査するなら

松定プレシジョン

独自開発の高圧電源とX線管を採用し、卓上装置ながら高倍率を実現
BGAのショート(ブリッジ)検査
松定プレシジョンBGA
引用元:松定プレシジョン公式 https://www.matsusada.co.jp/case/xm/bga.html
用途例
  • リチウムイオン電池のセパレーターのずれ
  • BGAのショート(ブリッジ)検査
[選定基準]
Googleで「X線検査装置 メーカー」と検索し、表示された全ページの中で表示された15社の中から、不良解析に重要となる画質や映像技術に期待ができるメーカーとして、独自技術持ち、参考としてBGA画像を掲載している3社の製品を調査。(2022年12月13日時点)